「そろそろ事業の拡大をしたいな」
「具体的な手順が知りたい」
「失敗しないコツはある?」
経営が軌道にのりはじめ、事業範囲の拡大を検討している方も多いのではないでしょうか。
事業拡大は、会社を成長させるための戦略のひとつであり、利益を最大化したり市場シェアを拡大したりするための効果的な手段となります。
一方で、ビジネスの拡大に失敗したときのリスクに、不安を抱える経営者の方も多いと思います。
僕も事業拡大するときは、不安を抱えていました。
そこで本記事では、法人1期目で年商1.5億円を達成して会社を急成長させた僕が、以下の内容を解説します。
- 事業拡大の種類と検討すべき条件
- 事業拡大の手順と失敗しないコツ
- 企業別の成功事例と失敗事例
本記事を読めば、事業拡大への理解度が深まり、自社の業績アップにつながるでしょう。行動しながら何度も読み返して、参考にしてみてください!
なお、EXTAGE株式会社では、事業拡大で必要となる経営スキルや財務知識などをゲーム感覚で学べる戦略MG(マネジメントゲーム)を定期開催しています。
今なら初回無料で参加できます。ぜひこの機会を逃さずにお申込みください!
\ 1日で3年以上の経営が体験できる! /
【前提知識】事業拡大のやり方は3つある
事業拡大を検討しているなら、以下の3つの方法を理解しておきましょう。
- 新規事業の立ち上げ
- 既存事業の拡大
- M&A
詳しく解説していきます。
1.新規事業の立ち上げ
新規事業とは、既存の領域と違う新しいビジネスモデルを展開する事業のことです。主に、以下の3つのタイプにわけられます。
新規事業のタイプ | 事例 |
---|---|
新技術を活用した新商品開発と販売 | 生成AIを活用した広告運用 コーチングを活かしたキャリアコンサル |
ニッチ市場の開拓 | マイナースポーツ市場の開拓 ペット用のオーガニックフード |
ビジネスモデルの変更 | toC事業と別でtoB事業の立ち上げ |
新しい分野で成功すれば、会社のブランド力が高まり、既存事業にも良い影響がでるでしょう。
また、収入の柱が増えるとリスク分散にもつながるため、会社の財務状態の安定化を図れます。
新規事業の立ち上げがうまくいけば、さらなる高みを目指せるでしょう!
2.既存事業の拡大
既存事業(今まで展開してきた事業のこと)の拡大は市場ニーズを見直し、継続的な競争優位性を構築できる戦略といえるでしょう。
既存ビジネスの拡大を図るためには、マイナーチェンジをやり続けるのがポイントです。
たとえば、既存商品やサービスをリニューアルしたり、新たな顧客層をターゲットにして販売展開をしたりするなどの方法があります。
既存事業の拡大では、顧客ニーズにあわせながら、競合他社との差別化を図るとよいでしょう!
3.M&A
M&A(企業の合併や買収)をおこなうと、事業をスピーディーに効率よく拡大できるでしょう。シナジー効果による売上や利益の最大化につながるからです。
複数の要素を組み合わせることで、単独では得られない大きな成果をうみだすこと
たとえば、コンビニ業界ではローソンが、高級スーパーである成城石井の買収により、商品力のシナジー効果が発揮されました。
成城石井の商品が、ナチュラルローソン内で販売されたことで、女性と富裕層をターゲットにした高級路線のビジネスモデルの構築ができました。
M&Aをおこなうと、商品力やブランド力のアップデートにもつながります!
事業拡大を検討すべき3つの条件
ここでは、事業拡大を検討すべき条件について解説します。
- 事業売上が安定している
- 資金が潤沢にある
- リソースが確保できている
ぜひ参考にしてください。
1.事業売上が安定している
事業売上が安定しているなら、事業拡大を検討したほうがよいでしょう。
余力があるうちに事業の多角化をおこなえば、環境の変化で本業が傾いたとしても、新規事業の売上で損失分をカバーできる仕組みをつくれるからです。
新しいビジネスの立ち上げをおこなうタイミングとしては、既存の事業が成熟期に入り、成長の鈍化を感じている時期が適切といえるでしょう。
低成長の時期にあらたな種まきをおこなえば、会社のさらなる成長とともに、業績のアップが期待できるでしょう。
持続的な成長を続けるためには、時として攻めの経営をおこなう必要があります。
2.資金が潤沢にある
新規事業に取り組むための財務上の体力があるなら、事業拡大を検討したほうがよいでしょう。
自己資金があれば、外部からの借り入れをする必要がなく、利息の支払いをせずに新規事業の拡大をおこなえるからです。
以下に、事業資金の融資を受けた際の金利相場をまとめました。
借入先 | 金利相場 |
---|---|
日本政策金融公庫 | 約2〜3% |
銀行(プロパー融資) | 約1〜3% |
ビジネスローン | 約6〜18% |
手元の資金で事業拡大をおこなえば、利息分を会社の成長にあてられます。
資金が潤沢にあるときこそ事業拡大のチャンスです。財務の強みを活かして、企業価値をあげる取り組みをしましょう。
3.リソースが確保できている
リソース(時間や人材など)の確保ができているなら、事業拡大を検討したほうがよいでしょう。
十分な経営資源があれば、新規事業に関わるさまざまな業務をスムーズに進めていけるからです。
実際、事業拡大においては、情報収集や市場調査、自社の強みの把握などいろいろな作業をこなしていく必要があります。
仮に、リソース不足の状態で新規事業を進めてしまうと、効果的なリサーチがおこなえず、事業拡大の失敗につながる確率が高まってしまうでしょう。
新規事業の立ち上げを成功させるためには、時間や人材などの経営資源の確保が欠かせません。
十分なリソースが確保できているなら、企業の長期的な成長のためにも、事業拡大を前向きに検討しましょう。
なお、EXTAGE株式会社では、適切な事業計画を立てるスキルや、長期的な目線で事業判断するスキルを習得できる「戦略MG(マネジメントゲーム)」を実施しています。
研修では、1日で数年分の会社経営を疑似体験することで、次期を見据えた経営判断をするスキルが得られます。
今なら初回無料で参加できます。ぜひこの機会を逃さずにお申込みください!
\ 1日で3年以上の経営が体験できる! /
事業拡大の手順7ステップ
ここでは、以下の7ステップにわけて事業拡大の手順を解説します。
- 目標設定
- 戦略の策定
- 市場と競合の分析
- 事業計画の作成
- 資金調達
- リソースの確保
- 実施と検証・改善
ぜひ参考にしてください!
1.目標設定
事業拡大を成功させるためには、しっかりとした目標設定をおこないましょう。目標が決まれば、具体的な方向性やありたい事業の姿をイメージできます。
ゴール設定をおこなう際は、実現可能な数字を設定しましょう!
たとえば、飲食店の立ち上げで、1年後に年商1億円を目指す場合は、以下のような売上目標をたてます。
- 年間売上目標:1億円
- 月間売上目標:1億円 ÷ 12ヶ月 = 約833万円/か月
- 日別売上目標:833万円 ÷ 30日 = 約27.8万円/日
達成すべき売上額がわかったら、売上に必要な顧客数を計算します。なお、ここでは売上だけにフォーカスした場合の単純計算をおこなっています。
- 客単価の仮定:3,000円
- 日別必要顧客数:27.8万円 ÷ 3,000円 = 約93人
- 月間必要顧客数:93人 × 30日 = 約2,790人
具体的な目標を設定すると、新規事業を成功させるための明確な方針がみえてきます。事業立ち上げの際は、曖昧なゴールを設定せずに、数字を用いた目標設定をおこないましょう。
2.戦略の策定
戦略の策定とは設定した目標に対して、どのような手段で進めていくかを計画したものです。
戦略方針の立案をおこなえば、新規事業の成功にむけた道筋がみえるため、具体的な行動指針をたてやすくなるでしょう。
たとえば、飲食店の立ち上げをおこなう場合、以下のような要素をもとに戦略をたてます。
- 出店地域の策定
- ターゲット選定
- マーケティング戦略の策定
- 飲食店のビジネスモデルの策定
戦略の策定方法はたくさんあるため、フレームワークを学ぶのがおすすめです!
戦略に必要なフレームワークは以下の記事「【シチュエーション別】経営戦略におすすめのフレームワーク12選!基本的な流れや注意点も解説」で詳しく紹介しています。ぜひ読んでみてください!
3.市場と競合の分析
市場と競合の分析は、事業拡大で必要なプロセスです。自社の立ち位置がわかり、競争優位性を高めるための施策を打てるからです。
以下に、具体的な分析方法をまとめました。
分析の種類 | 概要 |
---|---|
市場分析 | 出店地域の人口や特徴 飲食店が多いか少ないか 商業施設の有無 |
競合分析 | 出店業態の特徴 価格帯 SNSの活用度合い |
分析結果を活かせば、自社のポジショニングが明確になり、ターゲット層に響く事業づくりが可能になります。
市場と競合を分析して差別化を図りましょう!
4.事業計画の作成
事業拡大を成功させるためには、事業運営の計画書の作成が欠かせません。
資金の獲得はもちろん、組織が同じ方向をみて仕事に取り組める環境をつくれるからです。
事業計画書を作成する際は、以下の内容を含めるとよいでしょう。
- 創業者とメンバーの経歴
- 経営理念や事業目的
- 事業概要
- 自社商品の紹介
- 予算管理
- ビジネスパートナーの紹介
- 組織図・メンバーの序列
- 各種計画(売上/利益/資金調達など)
- 年間スケジュール(Todo)
新規事業の立ち上げにおいて、計画書の作成は必須です。事業の成功を確実なものにするためにも、事業計画をたて、今後の方針を明確にしましょう。
5.資金調達
事業拡大に資金調達は欠かせません。十分な資金がなければ、事業の規模を大きくするのは困難だからです。
自己資金が潤沢にあるのは理想的ですが、現実はそう簡単ではありません。
資金調達の方法には、以下のようなものがあります。
- 金融機関からの融資
- 補助金や助成金の活用
- ファクタリングの利用
- クラウドファンディングの活用
- ベンチャーキャピタルからの出資
たとえば、金融機関の場合、比較的融資を受けやすいですが、返済義務が発生するため計画的な活用が必須です。
ベンチャーキャピタルの場合、返済義務はありませんが、成約率が低いのがデメリットといえるでしょう。
成長企業へ出資する投資会社。主に成長の期待値が高いスタートアップ企業に向いている
企業の持続的な成長のためには、必要なときに必要な額の資金調達が欠かせません。事業拡大を頓挫させないためにも、資金の確保は計画的におこないましょう。
資金調達についての詳しい内容は「【起業なら必見】スタートアップ向け資金調達方法を解説!失敗しないための注意点も紹介」で解説しています。ぜひ参考にしてください。
6.リソースの確保
事業拡大には、リソースの確保が必須です。十分な経営資源があれば、新規事業を成功させるための、強固な経営基盤を構築できるでしょう。
以下に、事業拡大に必要となる主なリソースをまとめました。
- 人材
- 資金
- 生産設備
- 流通体制
優秀な人材を確保できれば、新しいプロジェクトや事業への参入がしやすくなります。
また、生産設備を整えれば、生産性が向上しコスト削減にもつながります。高品質な商品にブラッシュアップできるため、結果的に売上と利益アップにも貢献できるでしょう。
事業拡大による業績アップを達成するためには、リソースの確保が欠かせません。将来の収益拡大や新規事業の成功のための先行投資として、十分な経営資源を準備しましょう。
7.実施と検証・改善
事業拡大の成功のためには、計画を実施するだけでなく、検証と改善が欠かせません。
事前の計画はあくまで机上の空論のため、実際に動き出すと計画通りにいかないことが多いからです。
僕も事業方針を改善しながら運営しています!
経営方針の検証と改善をおこなう方法のひとつに、PDCAサイクルがあります。
- 業務プロセスを継続的に改善するためのフレームワーク
- Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Act(改善)の4つの段階から構成されている
PDCAサイクルを回すことで、業務の効率化や品質向上が図れます。また、実行段階で計画に基づいて行動し、その結果をデータとして収集することで、業務の進捗状況をリアルタイムで把握できます。
事業拡大の成功率を上げるためには、柔軟な戦略変更が必要です。検証や改善を繰り返して、最短ルートでの目標達成を目指しましょう。
失敗しない事業拡大のコツ5選
ここでは、事業拡大に失敗しないためのコツを詳しく解説します。
- 強みを活かせる市場へ参入する
- 段階的に拡大する
- M&Aを視野にいれる
- 利益の確保をおこなう
- 人材の確保をおこなう
参考にしてみてください。
1.強みを活かせる市場へ参入する
事業拡大の成功のためには、自社の強みを活かせる市場へ参入するのがよいでしょう。
畑違いの領域で勝負するよりも、得意な分野に進出したほうが、加速度的に事業を拡大できる可能性が高いからです。
自社の強みをみつける方法には、3C分析やSWOT分析などがあります。
- Customer(市場・顧客)、Competitor(競合・ライバル)、Company(自社)の3つの要素を分析する手法
- 市場のニーズとライバルのポジショニングや自社の強みを洗い出し、競合に負けないポジションを確立できる
- 強み、弱み、機会(チャンス)、脅威(リスク)の4つの要素を分析する手法
- 外部環境と内部環境の評価をふまえたうえで、自社の総合的な強みと弱みを把握できる
参入する市場によって、結果が大きく変わります!
自社の強みを分析し、勝てる見込みが高い市場を選べば、新規事業の成功確率を高められるでしょう。
2.段階的に拡大する
どのような事業でも、はじめは小さく始めたほうがよいでしょう。小規模で運用することでリスクを最小限に抑えられるからです。
実際、スモールビジネスであれば、事業立ち上げにかかる費用が少額ですむため、仮に失敗したとしても大きな損失を避けられるでしょう。
ただし、小さくはじめたとしても、経営資源の確保のためには、ある程度の投資が必要になります。
赤字を防ぐためにも、投資回収期間を事前にシミュレーションしておきましょう。
こちらの記事「【これでOK】投資回収期間を基礎から徹底解説!4つの評価方法や計画の立て方も紹介」では、投資回収計画書の作成方法を解説しています。
投資の採算がとれるか判断したいと考えている方は、参考にしてみてください。
3.M&Aを視野にいれる
事業拡大の成功確率を上げたいと考えているなら、M&A(企業の合併や買収)を検討しましょう。
合併先や買収先のノウハウや人材の獲得ができるため、自社の競争力強化につながります。
一方で、M&Aをおこなう際には、合併や買収をする前に確認すべき点があります。
- 買取価格に問題はないか?
- 不足している情報はないか?
- コストパフォーマンスは高いか?
- 問題なく組織運営をおこなえるか?
- 合併や買収のリスクは高くないか?
- 合併や買収後も継続的に取引を続けられるか?
M&Aを成功させるためには、事前の準備と入念な分析が必要ですが、大きな利益を生み出す可能性を秘めています。事業拡大方法のひとつとして視野に入れていきましょう。
M&Aは事業拡大方法の王道のひとつですよ!
4.利益の確保をおこなう
事業拡大をおこなうためには、既存事業での利益確保が欠かせません。
既存のビジネスで利益が出ていないまま、新しい事業に投資してしまうと資金繰りが悪化してしまう可能性があるからです。
実際、新規事業の立ち上げでは資金を先行投資するため、赤字になりやすい傾向があります。事業拡大を検討する時点で、既存事業も含めた予算立てをしましょう。
適正な収支計画を立てれば、必要な投資と既存事業の見込み利益が明確になり、資金繰り悪化のリスクを回避しやすくなります。
見込み利益と投資バランスを考慮した、経営判断が必要不可欠です!
予算立てについての詳しい内容は以下の記事「【これでマスター】予算の立て方完全ガイド!経営資源を賢く配分するノウハウをお届け」で解説しています。ぜひ参考にしてください!
5.人材の確保をおこなう
事業拡大のためには、人材の確保が欠かせません。
計画を実行する人材が不足すると、事業拡大の停止や既存事業の規模縮小のリスク、労働環境の悪化による人材流出の危険性があるからです。
新規事業をスムーズに進めるためにも、人材の確保を前向きに検討しましょう。
人材確保をおこなう方法には、以下のようなものがあります。
- SNSの活用
- リファラル採用
- 採用イベントへの参加
- 転職エージェントの活用
人材は企業の資産であり、成長のための源です。採用活動はもちろんのこと、職場環境の改善や明確な人事評価による従業員満足度を上げるのも大切です。
人材投資は未来への先行投資でもあるため、戦略的に取り組んでいきましょう。
なお、EXTAGE株式会社では、実際の経営状況を肌感覚で体験できる「戦略MG(マネジメントゲーム)」を実施しています。
研修では、リアルな市場環境や競争状況に直面し、意思決定をおこなうことで、実践的な経営スキルを学べます。
今なら初回無料で参加できます。ぜひこの機会を逃さずにお申込みください!
\ 1日で3年以上の経営が体験できる! /
事業拡大をおこなった企業の成功事例・失敗事例
最後に、事業拡大をおこなった企業の成功事例と失敗事例を紹介します。
- 多角化経営で成功「富士フィルム株式会社」
- 経済圏の実現「楽天グループ株式会社」
- イギリス事業撤退「株式会社ユニクロ」
詳しく解説していきます。
1.【成功事例】多角化経営で成功「富士フィルム株式会社」
富士フィルム株式会社は、フィルムカメラ事業で大きくなった会社です。しかし、スマホの普及や写真のデジタル化によるフィルム需要の低下もあり、新規市場へ進出しました。
現在では、写真フィルム技術を転用し、アンチエイジング化粧品や抗がん剤などの医薬品を提供し、業績を上げています。
変わりゆく市場環境と自社の強みをうまく活かした事例です。
富士フィルム株式会社のような経営戦略の成功事例については、以下の記事「【まるわかり】経営戦略の成功事例7選を種類ごとに解説!共通するポイントも紹介」でも詳しく解説しています。
経営戦略に成功した企業の事例を詳しく知りたい方は、参考にしてください!
2.【成功事例】経済圏の実現「楽天グループ株式会社」
楽天グループ株式会社はM&Aにより、自社サービスだけで顧客ニーズを満たせる「楽天経済圏」をつくりあげた企業です。
ネットショッピングモール事業「楽天市場」を皮切りに、旅行会社やカード会社を買収しながら、事業を拡大させグループ会社に発展させました。
現在でも、新規事業として携帯キャリア事業「楽天モバイル」の立ち上げをおこない、躍進し続けています。
M&Aと新規事業で拡大した事例です!
なお、こちらの記事「【知らないと損】経営戦略が面白い企業7選!共通点や学べるポイントも紹介」では、ユニークな戦略で業績をアップさせた企業の事例を紹介しています。
市場の変化や競争に強い企業の共通点を知りたい方は、参考にしてみてください。
3.【失敗事例】イギリス事業撤退「株式会社ユニクロ」
今や国内を代表するアパレル企業、株式会社ユニクロは、イギリスへの進出で事業拡大を失敗した過去があります。
失敗の主な要因は人材で、採用を現地の人に任せたことで、企業の経営方針の相違が発生し売上にも影響しました。
結果的にイギリス事業からは撤退し、事業拡大の失敗事例のひとつになりました。
人材確保のミスが、事業撤退につながった事例です。
大企業の事業撤退の損失は既存事業でカバー可能ですが、規模の小さな会社の場合、拡大戦略の失敗による黒字倒産へつながってしまう危険があります。
こちらの記事「【徹底解説】黒字倒産のメカニズムと5つの事例!防ぐためのポイント5選も解説」では、黒字倒産の防ぎ方を解説しています。
事業拡大による倒産を防ぎたいと考えている方は、参考にしてみてください。
ぜひ本記事を参考に、事業拡大を成功させるためのキッカケにしていただければ幸いです。
なお、EXTAGE株式会社では、事業拡大で必要となる経営スキルや財務知識などをゲーム感覚で学べる戦略MG(マネジメントゲーム)を定期開催しています。
経営戦略に関する知識が身につくだけでなく、倒産のメカニズムや経営で起きるリアルな出来事を体験できます。
また、同じ経営者仲間や専門の講師陣がいるため、社内ではなかなか話せない悩みや不安を相談できるのもメリットです。
今なら初回無料で参加できます。実践を通して事業拡大の経験を得たり、切磋琢磨できる仲間を見つけたりしたい方は、ぜひ以下のボタンからお申込みください!
\ 1日で3年以上の経営が体験できる! /