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【速攻でわかる】内部留保の3つの使い道!割合を高める方法や分析方法も解説

「内部留保の意味や必要性を知りたい」
「具体的な使い道や、会社に与える影響などを知りたい」
「内部留保について理解し、経営判断に役立てたい」

内部留保とは、企業が得た儲けのなかから、配当金や税金などを支払ったあとに残るお金です。

利益の蓄えが十分にあると、企業の成長に必要となる戦略的な投資や、経営状態の悪化を乗り越えるときの資金として活用できます。

一方で、内部留保を増やす方法会社に与える影響などがよくわからないという疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか。

たくま

そこで本記事では、戦略MGを130期以上こなし、創業1期目で売上1.5億・利益率80%を達成できた僕が以下の内容を解説します!

  • 内部留保と現金の違い
  • 内部留保の使い道
  • 増加によって起こり得る問題
  • 貸借対照表との関係性
  • 内部留保を高める方法

内部留保を増やす方法や注意点などをしっかりと理解して、健全な事業運営をおこなうためのヒントに役立ててください。

監修者はEXTAGE株式会社代表の福田卓馬とMG責任者の西田健太郎です。福田卓馬氏は130期以上の戦略MGを経験し法人1期目で年商1.5億を達成しています。西田健太郎氏は資産形成・創業サポート、財務コンサル事業で自身の会社も経営中です。

なお、適切な事業活動をするために必要な「正しいお金の知識」や「経営者の思考」を身につけたいという方は、戦略MGの活用を検討してみてください。

EXTAGE株式会社では、個人でも気軽に参加できるよう、戦略MGを定期開催しています。人数限定で無料キャンペーンを実施しているので、この機会に申し込んでみてください!

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目次

【前提知識】内部留保と現金はわけて考えよう!概要を解説

戦略MG解説の様子
戦略MG解説の様子

内部留保とは、企業が得た利益のなかから、配当金や税金などを支払ったあとに残るお金で、利益剰余金ともいいます。

残った金額が多いと、会社内に大量の現金があると思われがちですが、正しくはありません。

たくま

利益剰余金に含まれるのは、現金だけではないからです。

<利益剰余金に含まれるもの>
  • 設備
  • 土地や不動産
  • 株や有価証券の含み益

内部留保はあくまでも企業が貯めた利益であり、キャッシュとはわけて考える必要があります。「利益剰余金の増加=会社内の現金の増加」という認識にならないように注意しましょう。

なお、会社にどれだけのお金(現金)があるかは、貸借対照表の資産の部から確認できます。

こちらの記事「【一撃でわかる】貸借対照表とは会社のお財布事情を示す書類!基礎から作り方まで完全解説」では、貸借対照表の読み解き方や作り方などを解説しています。

貸借対照表についての知識を深め、会社の経営状況を知りたい人は、参考にしてみてください。

内部留保の3つの使い道

戦略MG解説の様子
戦略MGの様子

ここでは内部留保の3つの使い道について紹介します。

  1. 企業の成長への投資
  2. 信用力のアップ
  3. 経営危機への備え

内部留保の使われ方や利点を詳しく知りたい人は、参考にしてみてください。

1. 企業の成長への投資

十分な内部留保があれば、強固な経営基盤を保ちながら、企業の成長に必要となる戦略的な投資が可能になるでしょう。

会社内に利益の蓄えがあると、外部からの借り入れを増やす必要がないからです。

以下に、攻めの投資を目的とした内部留保の活用方法をまとめました。

<内部留保の活用方法>
  • 新規事業:新しい製品・サービスの開発や新市場への進出、新しいビジネスモデルの構築などへの投資
  • 設備投資:製造ラインの新設や倉庫の建設、新店舗の開設などへの投資
  • 企業買収:競争力の強化や新たな分野への進出、新技術の獲得を目的とした企業買収をするための投資
たくま

企業の持続的な成長のためには、競争力の強化や新規顧客の確保などによる利益の拡大が欠かせません。

内部留保があれば、安定した財政基盤を維持しながら、企業成長に向けた投資活動をおこなえるでしょう。

2. 信用力のアップ

内部留保が多いと、金融機関からの信用度アップにつながるため、融資を受けやすくなるでしょう。

安定した収益を出し続けられる企業であり、将来的にも貸し倒れのリスクが少ないと判断してもらえるからです。

企業の信用力の程度を測る指標として重視されているのが「貸借対照表」です。

<貸借対照表とは>

決算日時点の会社のお財布事情を示す書類。資産の部と負債の部、純資産の部の3つの部門で構成されていて、内部留保(利益剰余金)は純資産の部にあたる

たくま

経営の安定性や安全性を分析できる書類で、融資の可否の判断にも欠かせません。

内部留保のほかにも、金融機関がみている指標のひとつに、自己資本比率があります。借金の大きさを把握できるもので「30%以上=健全な財務状況」であるといわれています。

<自己資本比率の計算式>
  • 自己資本比率=純資産÷総資本×100

内部留保は銀行からの信用度に直結します。利益の蓄えがあれば、融資を受けやすくなったり、より良い条件での借入が可能になったりするでしょう。

なお、こちらの記事「【徹底攻略】銀行に融資を断られる会社の7つの特徴!対処法や代わりの調達先も紹介」では、金融機関からの融資を断られない会社になるための方法を解説しています。

資金調達を成功させ、事業を拡大させたいと考えている人は、参考にしてみてください。

3. 経営危機への備え

十分な内部留保があると、社会動向の劇的な変化で経営状態が悪化しても、一時的な困難を乗り越えるための時間を確保できるでしょう。

利益の蓄えがあれば、事業の継続に必要な資金を確保できるからです。

たとえば、経済の低迷や市場の変化によって収益が減少した場合でも、内部留保を使って従業員の給料や固定費(家賃や光熱費など)を支払えるでしょう。

たくま

外部からの資金調達に頼らずに、業績が回復するまでの時間を確保できるのも利点の一つです。

利益の蓄えがあれば、万が一のときの資金源として活用できます。不測の事態に備えて、内部留保を高めておくとよいでしょう。

EXTAGE株式会社では、ゲーム感覚で財務知識のレベルをアップさせられる戦略MGを開催しています。

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「参加するメリットを知りたい!」という人は、こちらの記事「【必読】戦略MG研修は意味がないは嘘!おすすめするわけと学びを得るためのコツを伝授」を一読するのがおすすめです。

中小企業の内部留保は増加傾向にある

戦略MG解説の様子
戦略MGの様子

中小企業の内部留保(利益剰余金)は、毎年増加し続けています

以下に、2012年〜2016年の中小企業の利益剰余金の推移をまとめました。

利益剰余金
2012年115兆円
2013年122兆円
2014年130兆円
2015年140兆円
2016年151兆円
参考:まるわかり“内部留保問題”
たくま

大企業においても、利益剰余金の増大がみられます!

また、内部留保の増加に伴い、自己資本比率も上昇しています。具体的には、2006年の時点で約20%だった比率が、2016年には約30%まで上がりました。

利益の蓄えの増加は、自己資本比率の上昇につながり、経営財政の基盤を強固なものにします。多くの企業が内部留保を増やしている理由がわかるのではないでしょうか。

内部留保の増加で起こり得る問題

戦略MG解説の様子
戦略MGの様子

ここでは、内部留保の増加で起こり得る問題を解説します。

  1. 留保金課税の対象になるケースがある
  2. 株主や社員から非難を受ける場合がある

利益の蓄えの増大により、どのような弊害が発生するのかを知りたい人は、参考にしてみてください。

1. 留保金課税の対象になるケースがある

内部留保が課税対象になるケースを「留保金課税」といいます。

たくま

留保金課税とは、一定の条件を満たすと、留保金に対して税金が課せられる制度です。

以下に、内部留保が課税対象になる場合をまとめました。

  • 筆頭株主グループの持ち株割合が50%超となっている
  • 資本金の額が1億円を超えている(資本金5億円以上の法人等の100%子会社の場合は1億円以下でも適用対象になる)

留保金課税の対象とならないためには、資本金の額を1億円以内に留めたり筆頭株主の持ち株割合を50%以下に抑えたりするなどの方法があります。

2. 株主や社員から非難を受ける場合がある

利益が会社に蓄えられる一方で、ため込まれた内部留保が株主や社員に還元されないと反感を買ってしまう場合があるでしょう。

業績に対して配当金が少ないと感じてしまったり、給与の引き上げや福利厚生の改善に反映されていないと思ったりしてしまうからです。

シェアホルダー(経営に影響を及ぼす株主)や従業員などからの非難を受けないためには、内部留保の状況や使用用途などについての理解を深めてもらう必要があります。

内部留保を活用して、企業の成長を加速させる具体的な取り組みをおこない、施策の結果を示すのもよいでしょう。

たくま

成功事例を提示すると、理解を得られやすくなります。

内部留保は、信用力のアップや経営危機への備えなどに欠かせない資金です。しかし、なんの説明もないまま利益をため込んでしまうと、株主や社員から非難を受けてしまう場合があります。

定期的なコミュニケーションをとり、蓄えた利益の使い道をしっかりと伝える必要があるでしょう。

内部留保は貸借対照表の純資産の部に該当する

戦略MG解説の様子
戦略MGの様子

内部留保(利益剰余金)は、貸借対照表の純資産の部に該当します。

<貸借対照表とは>

決算日時点の会社のお財布事情を示す書類のこと

たくま

英語では「Balance sheet」であり、略して「BS(ビーエス)」とも呼ばれます。

以下に、貸借対照表(BS)の構成をまとめました。

貸借対照表の構成
資産の部
(現金や建物、土地、開発費など)
負債の部
(短期借入金や売掛金、社債、支払手形など)
純資産の部
(利益剰余金や資本金、新株予約権など)
資産の合計額負債・純資産の合計額
貸借対照表の構成

純資産の部の利益剰余金は、会社設立から長年積み上げてきた内部留保の累計額をあらわしています。

なお、こちらの記事「【一撃でわかる】貸借対照表とは会社のお財布事情を示す書類!基礎から作り方まで完全解説」では、貸借対照表の読み解き方や作り方などを解説しています。

貸借対照表についての知識を深め、より良い経営をおこないたい人は、参考にしてみてください。

内部留保の割合を知る方法

戦略MG解説の様子
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企業の内部留保の割合(内部留保率)は、以下の計算式によって把握できます。

<内部留保率の計算式>
  • 内部留保率(%)=(当期純利益ー(中間配当金+配当金))÷当期純利益×100

内部留保率が高いほど、会社に多くの利益が蓄えられているといえるでしょう。

たくま

なお、内部留保の額は、以下の計算式で把握できます。

<内部留保の計算式>
  • 内部留保(円)=当期純利益−配当金支払額

自社の内部留保の割合や金額を知るための、参考にしてください。

内部留保を高める方法

戦略MG解説の様子
戦略MG解説の様子

最後に、内部留保を高める方法について紹介します。

  1. ヒトやモノへの投資をおこなう
  2. 配当金を減らす
  3. 中長期的な経営戦略をたてる

自社の利益の蓄えを増やすための、参考にしてもらえれば幸いです。

1. ヒトやモノへの投資をおこなう

人材や技術・設備への投資は、結果的に内部留保を高める要因の一つになるでしょう。

投資活動をおこなうと、企業の競争力や生産力のアップにつながり、利益の増加が見込めるからです。

たくま

中小企業にこそ「攻めの投資」が必要でしょう!

たとえば、ヒトへの投資(人材育成やキャリア開発など)をおこなうと、市場や技術の変化に迅速かつ柔軟に対応できる組織を構築できます。

モノへの投資(自動化システムの導入やITインフラの強化など)をすれば、自社商品・サービスを効率よく提供できるようになります。

利益を増やすためには、企業の成長を促すための投資活動が欠かせません。経営資源の投入により、売上がアップすれば、内部留保を積み増す余裕がうまれるでしょう。

2. 配当金を減らす

株主へ分配するお金を減らすのも、利益の蓄えを増やすための一つの手段といえるでしょう。配当金として支払われなかった儲けが会社内に残り、内部留保として積み増せるからです。

実際、利益が同じ100億円でも、配当する金額が50億円と30億円では、社内に積み立てられる金額が大きく異なります。

利益配当金内部留保
A(株)100億円50億円50億円
B(株)100億円30億円70億円
利益と配当金の関係性
たくま

配当金を減らす際は、株主への配慮が欠かせません。

配当するお金を減らしてしまうと、シェアホルダー(企業経営に影響を及ぼす株主)やストックホルダー(株を保有しているだけの株主)が得られる収入も減ってしまい、不満を招いてしまう可能性があるからです。

トラブルを回避するためには、配当金を減らす理由や資金の活用方法などを丁寧に説明し、株主からの理解を得る必要があります。

3. 中長期的な経営戦略をたてる

中長期的な視点から会社の方向性や目標を設定し、持続的な成長を図るのも、内部留保を増やす助けとなるでしょう。

3〜5年のスパンで経営戦略をたてると、売上のアップや安定した利益の確保につながるからです。

たくま

経営計画をたてるときは、目標の明確化が欠かせません!

売上規模を3倍に拡大させたい」「業界でシェアNo.1の地位を確立したい」など、できるだけ数字で検証できるゴールを設定しましょう。

なお、経営計画をつくるときは、以下の手順を参考に進めてみてください。

<経営計画の作成手順>
  1. 自社の現状を分析する
  2. 自社のビジョンを明確にする
  3. 中期的な戦略を策定する
  4. 達成すべき数値目標・行動目標を設定する
  5. 内容を見直しながら、完成させる

こちらの記事「【わかりやすい】中期経営計画作り方ガイド!作成時のポイントや活用事例も紹介」では、経営計画の作り方の手順と注意点を解説しています。

自社に最適な経営戦略をたてて、売上アップを目指したいと考えている人は、参考にしてみてください。

本記事を参考に、内部留保の使い道や、利益の蓄えを増やす方法を知るためのキッカケにしていただければ幸いです!

なお、適切な事業活動をするために必要な「正しいお金の知識」や「経営者の思考」を身につけたいという人は、戦略MGの活用を検討してみてください。

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「戦略MGってなに?」「どういうスキルが身につくの?」と思った方は、こちらの記事「【講師直伝】戦略MG(マネジメントゲーム)研修とは?得られるスキルとゲームの流れを徹底解説」をぜひ読んでください。

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この記事を書いた人

たくま(福田 卓馬)
MG企画責任者
EXTAGE株式会社 代表取締役|起業前に130期以上の戦略MGを経験|法人1期目で年商1.5億円を達成|「小さな経済圏」を作るべく4社を経営中|著書『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』(KADOKAWA)ほか1冊
西田 健太郎
現役指導者
EXTAGE株式会社 戦略MG責任者|資産形成・創業サポート・財務コンサル事業で自身の会社も経営中|経営サポート20社以上|「お金の悩みで人生の歩みを止めない人」を多数輩出中
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